日本の玄関口「成田国際空港エリア」の
　　空から見える景観を美しく・・・

成田空港の周りには騒音移転の未利用地が多く点在し、無秩序な開発による倉 庫群や、ソーラパネル群に変わっている場所も見うけられます。成田空港への 離着陸する際の空から景観は、決して印象の良いものではありません。それは、 人口の流出からの過疎化・荒廃化する町の姿をそのまま、鳥瞰して感じてしま うからです。元気な町は空から見ても活気を感じるものです。私たちNPO は“臨 空のまちおこしプロジェクト”のなかでも空からの美観を強く意識しています。 そのためにも緑の芝生のスポーツビレッジ計画を推進していきたいと考えてい ます。

　　　　成田空港に降り立つ時、
　　　　眼下には美しく織り上げられた
　　　　緑のスポーツ絨毯が拡がる

 美しい臨空スポーツビレッジは、離着陸する渡航者に“日本への期待と夢”を抱かせる!!

       「スポーツ芝の育苗」で
          地域農業の新境地を開く !!

成田空港の臨空を“スポーツでまちおこし”というテーマの中で、「天然芝生のグランド」に拘っています。騒音移転跡の未利用地を、グランドに変えていくうえで、求められる芝はスパイクシューズにも強いタフさ、ケガのしにくいやさしい天然芝の選択です。そこで、臨空地区に天然芝の圃場を作ることから始めようと考えました。
稲作や野菜作りだけが農業ではないと、頭を切り替えて、2017 年から「芝の育成」に着手しました。そのために、（公財）日本サッカー協会の 2017 年度の芝生化グリーンプロジェクトに申請・採用され、インストラクター指導のもとスポーツに強いティフトン苗を提供を受け、臨空地区の芝山町大台を、芝育成の圃場としました。これをベース基地として今後着手するグランドに順次植えていきたいと考えています。
　　　この芝育成の圃場を大台GREEN FIELDと呼んでいます。


　　　　臨空で芝を育て !!
　　　　　臨空のグラウンドに植え !!
　　　　　　臨空でスポーツを楽しむ !!

スポーツ先進国※のドイツの「スポーツシューレ」というスポーツ環境システム をご存知でしょうか？ドイツでは地域ごとに充実した特別スポーツ施設が国内 に約15 ヶ所あり、選手の強化・育成はもちろん、各地のクラブが良い状態で運 営されるよう、指導者の養成やクラブの運営に関わる人々の研修なども行われ て、様々な分野でサポートをする役割を果たしています。またスポーツシュー レは、緑と湖に囲まれた素晴らしい自然の中にあり、各種競技用グランド、体 育館、プールなどのスポーツ施設と、研修が行える多目的ホールや宿泊施設が エリア内に点在している絶好の環境になっています。 私たちNPO はこのドイツの「スポーツシューレ」というスポーツの普及・発展 に繋がるスポーツ環境システム（施設）をお手本に成田臨空地区で実現できれ ばと考えています。

※もとは1959 年のドイツオリンピック委員会の「ゴールデンプラン」いう計画から子供からお年寄りまで 家族揃って、生涯を通じてスポーツを楽しむということが定着し、今ではドイツ国民 の6 割がスポーツを楽しんでいるそうです。