ネットワークを築き、目的達成への推進力に変える

私たちNPO「成田臨空スポーツ文化推進ネットワーク」は、成田臨空という特殊な環境の中で騒音立退き地区の休耕地の有効活用をテーマに掲げ、スポーツを通して「まちの活性化」をはかるプロジェクトに取り掛かりました。
まず最初に、近隣の少年サッカークラブの大会（名称「キックオフ成田杯」）の主催から各チームとのコネクションが生まれ、天然芝のグランドを造るために日本サッカー協会のスポーツに強い芝の苗の提供と指導を受け、臨空地区に圃場（ほじょう）も作りました。さらに人脈の拡大をはかるために、関連する多方面の先人や先駆け組織との交流を積極的に持ち、学びながら情報交換をしています。そして今も、このネットワークを大切にし繋がっています。
例えば、一般財団法人「日本スポーツコミッション」は商標登録を持ち、行政（スポーツ庁、内閣府など）と密接な関係から全国各地域のスポーツコミッション（名称様々）との情報の架け橋となり、セミナーや公演を行っている団体にも情報の共有するために参加しアドバイスも受けています。また、「まちクラブ」というサッカー指導をメインに地域密着型で頑張っている組織の全国大会「まちクラブ・フォーラム」にも参加し交流しています。その他、近隣の高等学校とのコラボレーションで校庭の土のグランドを天然芝を植苗・成長管理を担当。少年サッカークラブ、成年サッカークラブとの協力関係強化。芝という農業の新しい方向性から地元の農事組合法人との協力関係。アクセス上の送迎からバス・タクシー会社との連携協力。
そして、忘れてならないのが空港周辺の休耕地の所持者である「成田国際空港株式会社」との借受け相談の円滑化。臨空地区の各市町の役所にプロジェクトの理解と協力。
これらの築き上げたネットワークをさらに充実させていき、私たちNPO の段階ごとの目標達成に邁進したいと考えています。